どんなギャンブルにも還元率と言うものが存在する事をご存知ですか?
もちろん、totoやBIGにも存在するのですが、この還元率により勝ちやすさが決まると言っても過言ではありません。
そこで、今回は還元率について詳しく調べてみましたのでご覧ください。
還元率とは何なのか?
還元率をご紹介する前に、まず還元率とは何なのかを知っていただく必要があります。
どんなギャンブルにも還元率と言うものが存在するのですが、これは簡単に言うと売上のうち配当金として返すお金の事です。
例えば、還元率90%であれば、運営元に残るお金は10%で、そこから運営費などを工面しなければなりません。
つまり、還元率が高ければ高いほど、配当金として返ってくるので勝ちやすくなると言う事です。
ちなみに、還元率の逆は控除率と言い、これは運営に残るお金の割合です。
これが高ければ高いほど、ギャンブルは負けやすく、運営元の一人勝ち状態になります。
還元率+控除率=総売上
totoの還元率はいくらなのか?
totoくじは、正確にはスポーツ振興くじと呼ばれており、BIGもこの中に含まれています。
つまり、BIGもtotoも還元率は同じと言う事です。
気になる還元率についてはちょうど50%になるように調整されています。
つまり、100円のくじを買っても50円しか戻ってこないと言う事です。
もちろん、当たれば得をするのですが、全体への還元が半分しかないのは、ちょっと少ないような気がします。
単発の購入ではほとんど影響ない
還元率が低いなら買うのを止めようと思うかもしれませんが、単発の購入であれば、それほど影響はありません。
というのも、還元率が影響してくるのは長期戦になった時です。
例えば、毎週のようにくじを買っているのであれば、還元率の高いギャンブルをする方が勝ちやすくなります。
逆に1回しか購入しないのであれば、それほど大きな影響はありませんので、楽しむ分には問題ないと思います。
ギャンブルとはあくまでも余力資金で楽しむ遊びです。
決して儲けようと思わない事が必勝法とも言えます。
他のギャンブルの還元率はどうなのか?
先ほどはスポーツ振興くじの還元率をご紹介しましたが、他のギャンブルはどうなのでしょうか。
日本で認められているギャンブルの還元率をまとめましたのでご覧ください。
宝くじ・・・45%
競馬・・・75%
オートレース・・・70%
競艇・・・75%
競輪・・・75%
パチンコ・・・85%
ご覧の通り、スポーツ振興くじは宝くじの次に還元率が悪い事が分かります。
これだけを見ると、宝くじ・スポーツ振興くじの還元率は異常ですね。
どれだけ、運営元が儲けているのかと思うと、ギャンブルは本当に止めた方が良いのかと思ってきちゃいます。
儲けはどこに使われているのか?
これだけ低い還元率と言う事は、さぞかし儲かっているのだろうと思うかもしれませんが、パチンコを除いては全て有効活用されているのが実態です。
まず、大きな部分でいうと運営費です。
ここには人件費や機材費用、宣伝費用などが含まれています。
運営をする上で欠かせない費用です。
次に大きなのは寄付です。
宝くじであれば、福祉に力を入れているようでそういった場面で有効活用されています。
totoに関しても未来のアスリートを育てる為に使われたり、施設の建設費に充てられたりと、基本的にはスポーツの発展の為に有効活用されています。
もちろん、他のギャンブルも同じことが言えます。
ただ、パチンコだけは完全に民間が行っている事業ですので、利益として稼いでいると思います。
もちろん、これだけパチンコ不況が騒がれておりますので、以前と比べるとかなり厳しい状態になっていると思います。
ギャンブルはしても良いのか?
ご紹介してきましたように、ギャンブルは必ず胴元が勝てるように仕組まれています。
これは、仕方ない事なのですが、これだったらギャンブルをしない方が良いのではと思うと思います。
しかし、先ほどもご紹介しましたようにギャンブルの利益から諸経費を除いた分は、有効活用されています。
つまり、ギャンブルが無ければ、困る人たちが大勢出てくると言う事です。
私もたまにギャンブルをしますが、寄付だと思いながらギャンブルをしています。
この考えを持っているのであれば、ギャンブルをする事は悪い事ではないと思います。
ただ、自分の利益しか考えないのであれば、今すぐギャンブルは止めるべきです。
ギャンブル依存症になっているのであれば、今すぐ治療を受けるべきです。
それほど、ギャンブルと言うものは勝てないように出来ています。
このまま続けていても悪い方向以外に進む事はありません。
自覚するのは難しいかもしれませんが、自分を見つめなおしてギャンブル依存症になっていないか、今一度ご確認ください。
ギャンブル依存症の特徴とは?
ギャンブル依存症の人には以下のような症状が現れます。
・興奮を求めて掛け金が増えていく
・ギャンブルを止めようと思っているのにやってしまう
・ギャンブルをしていないと落ち着かない
・負けてしまったお金を取り戻したいと思っている
・ギャンブルが原因の借金をしている
・仕事中など関係ない時間もギャンブルの事を考えてしまう
もし、これらの症状が1つでも出ているのであれば、一度専門家を訪ねてみて下さい。
このまま、進んでしまうと必ずと言っていいほど不幸が訪れます。
これはたとえ、宝くじで6億円が当たっても同じ事が言えます。
何だったら、大勝ちした後の方が不幸になる事もあります。
「大勝ちしたら止める」と思っているかもしれませんが、ギャンブル依存症はそんな甘いものではありません。
大勝ちしたら、その興奮ももう一度味わいたいと思い、全部を溶かしてしまいます。
もし、ご家族の中に依存症傾向が強い人がいらっしゃいましたら、助けてあげて下さい。
もし、一人では対処のしようが無いという時は、ギャンブル依存症予防回復支援センターまでご連絡ください。
ギャンブル依存症予防回復支援センター:http://www.gaprsc.or.jp/