サッカーの試合中、ピッチの外でせわしなく動く「ボールボーイ」たち。
あまり注目されない存在ですが、実はこのボールボーイたちが試合の流れに影響を与えることもあるってご存知ですか?
今回は、サッカー界の“縁の下の力持ち”、ボールボーイにまつわる驚きの雑学をご紹介します!
試合展開を左右する!? ボールの返し方のスピード
ボールがタッチラインを割ったあと、すぐに次のプレーが再開できるかはボールボーイ次第。
- ホームチームが攻めている時は、すばやくボールを返す
- リードしているチーム側のボールボーイは、ゆっくりとボールを渡す
こうした“空気を読む”対応で、試合のテンポが変わることも。
実際に、試合後に相手監督がボールボーイの対応に苦言を呈することもあります。
伝説のボールボーイが試合を動かした瞬間
2013年、イングランド・プレミアリーグのスウォンジー vs チェルシー戦で、ある“事件”が起きました。
- チェルシーのアザール選手が、時間稼ぎをするボールボーイからボールを取り上げようとしてトラブルに。
- アザールは退場処分となり、大騒動に。
- ちなみにそのボールボーイ、後にクラブ役員の息子と判明し、メディアも大注目。
実は選ばれし存在!プロクラブのボールボーイ事情
ただの“子どもたちのお手伝い”ではありません。多くのプロクラブでは、
- ユースチームの選手
- 育成組織の選抜者
がボールボーイとして起用されています。
「プロの空気を肌で感じさせる」という育成の一環でもあるんです。
FIFAワールドカップでは特別トレーニングが必要!
国際大会では、ボールボーイにも厳しい基準が設けられています。
- 規則通りの位置取り
- 両手での正確なボールの渡し方
- 試合の状況を読んでの動き方
これらはすべて事前に講習を受けて学ぶ必要があります。
大会のクオリティを保つために、裏方にも一切の妥協はありません。
近年では“ロボットボールボーイ”も登場!?
近未来のスタジアムでは、人間の代わりにロボットがボール回収をするプロジェクトも進行中。
- 既に一部リーグでは、自動返球装置をベンチ横に設置。
- 「人の感情でテンポを変えられない」というメリットも。
ただ、観客との一体感や“人間らしさ”が失われるとの声もあり、導入には賛否両論。
目立たないけれど、実は試合の流れを左右することもある「ボールボーイ」。
彼らの動きに注目すると、サッカーの見方がまた一段と深くなります。
toto予想をする際にも、「ホームチームの空気感」や「スタジアムの雰囲気」といった、数字では測れない要素を感じ取ってみてはいかがでしょうか?