サッカーは世界共通のスポーツであると同時に、多くの国で宗教的な意味合いや信仰心とも深く結びついています。
選手が試合前に十字を切る姿や、ゴール後に天を仰ぐポーズを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
今回は、サッカーと宗教の意外に深い関係を、世界の事例とともにご紹介します。
ゴール後に空を仰ぐ選手たちの“祈り”
ゴールを決めた後に空を指さす、あるいは十字を切って天を仰ぐパフォーマンス。
- これは「このゴールを神に捧げます」という意味を持つことが多く、キリスト教やカトリック文化圏ではよく見られます。
- ブラジルやアルゼンチンの選手が特にこの所作をよく行い、「祈り」は彼らのルーティンでもあります。
補足:
ネイマールやカバーニ、メッシなど、信仰とともに戦う選手たちの精神力は、ピッチの上でも力強さに繋がっています。
“マラドーナ教”という本物の宗教
アルゼンチンの伝説・ディエゴ・マラドーナは、なんと**「宗教」になってしまった男**。
- 1998年に設立された「マラドーナ教(Iglesia Maradoniana)」は、彼を“神”として崇拝する実在の団体。
- マラドーナの誕生日を祝ったり、彼のゴールを“奇跡”として語ったりと、まさに信仰の対象。
補足:
設立当初は冗談のように扱われましたが、今では世界中に信者がいて、ガチで祈りを捧げる人もいるとか…。
ラマダンとサッカー選手たちの葛藤
イスラム教徒にとって大事な月・**ラマダン(月中の断食)**は、サッカー選手にとっても試練の時期。
- 日の出から日没まで水も食事も口にできないため、試合中もエネルギー補給ができません。
- しかし、多くのイスラム教徒の選手たちはラマダンを守りながらハイパフォーマンスを維持しています。
有名選手:
モハメド・サラー(エジプト)、ポール・ポグバ(フランス)、リヤド・マフレズ(アルジェリア)など。
試合前の“宗教的ルーティン”
- クリスティアーノ・ロナウドは、試合前に必ず「右足からピッチに入る」ことで知られていますが、これは実はキリスト教の清めの習慣に基づいているという説も。
- カメルーン代表では、チームで手を繋いで祈りを捧げてからピッチに立つのが伝統的。
- 日本代表でも神社での必勝祈願を行うことがあります。
スタジアムは“聖地”?ファンの信仰と一致する感覚
サポーターにとって、スタジアムは“礼拝堂”のような存在。
- リヴァプールの「You’ll Never Walk Alone」は、もはや“賛美歌”とすら言われます。
- チームカラーのタオルやスカーフを振る行為も、宗教的儀式に近い統一性と敬意がこめられています。
補足:
「日曜は教会に行かず、ホームスタジアムに行く」というサポーターも少なくないほど、信仰に近い愛がそこにはあります。
宗教や信仰は、サッカー選手やファンの“心の支え”として、試合の裏側で確かに生きています。
toto予想の参考として、選手の精神状態や行動の背景を知ることは、メンタル面のコンディションを読み解くヒントにもなるかもしれません。