2026年9月15日、バスケットボールのスポーツくじ「DUNK」が発売されました。B.LEAGUEを対象にした新しいくじです。
totoやWINNERを買っている人ほど、最初に知っておくべきことがあります。DUNKは予想するくじではありません。この一点で、これまでのくじとまったく性格が違います。
買い目はコンピュータが決める
公式サイトの説明は、こうなっています。
指定されたバスケットボールの各試合の試合結果をコンピュータがランダムに選択するくじ
お客様が予想する必要はありません。
totoのように「1・0・2」を自分で選ぶのではなく、買った時点で数字が自動的に割り当てられます。仕組みとしてはBIGと同じです。
つまり、どれだけバスケットボールに詳しくても、当たる確率は1ミリも変わりません。当サイトのような予想サイトにできることも、原理的にありません。そこは最初にはっきりさせておきます。
何を当てるのか
1試合につき、4つの選択肢から1つが割り当てられます。「どちらが勝つか」だけでなく、両チームの合計得点が160点以上かどうかも組み合わさっているのが特徴です。
| 合計得点 160点以上 | 合計得点 160点未満 | |
|---|---|---|
| ホーム勝ち | 1 | 2 |
| アウェイ勝ち | 3 | 4 |
勝敗は延長を含む試合終了時点で判定されます。バスケットボールには引き分けがないので、totoのような「0」はありません。そのぶん得点の条件が加わって4択になっている、という作りです。
3つの種類がある
| くじ | 試合数 | 1口 | 1等 | 等級 |
|---|---|---|---|---|
| DUNK10 | 10試合 | 300円 | 最高3億円(繰越時) 通常 1億20円 |
1〜5等 |
| DUNK6-A | 6試合 | 100円 | 約10万円 | 1〜3等 |
| DUNK6-B | 6試合 | 100円 | 約10万円 | 1〜3等 |
totoとmini totoA・Bの関係にそのまま対応しています。DUNK10が本命で、DUNK6が手軽なほう。DUNK6にAとBの2種類があるのも同じ構図です。
中止が出たときの扱いも決まっていて、DUNK10は6試合、DUNK6は4試合が成立すればくじとして成り立ちます(それぞれ4試合・2試合の中止まで)。
当せん確率を計算し直してみた
公式が出している確率を、自分で計算して確かめました。4択なので、10試合すべて一致する確率は「4の10乗分の1」です。
| DUNK10 | 条件 | 確率 | 当たりの組み合わせ数 |
|---|---|---|---|
| 1等 | 10コすべて一致 | 1/1,048,576 | 1通り |
| 2等 | 1コはずれ | 約1/34,953 | 30通り |
| 3等 | 2コはずれ | 約1/2,589 | 405通り |
| 4等 | 3コはずれ | 約1/324 | 3,240通り |
| 5等 | 4コはずれ | 約1/62 | 17,010通り |
公式の数字とぴったり合いました。DUNK6も同様で、1等は「4の6乗分の1」=4,096分の1です。
「何かに当たる」のはどれくらいか
買う側の実感に近いのは、1等の確率よりも何等でもいいから当たる確率だと思います。計算するとこうなります。
| くじ | 何かに当たる確率 | 目安 |
|---|---|---|
| DUNK10 | 1.97% | 約51口に1度 |
| DUNK6 | 3.76% | 約27口に1度 |
DUNK10は50口買って1回当たるかどうか。300円×51口で約15,000円です。当たりの感触を求めるなら、DUNK6のほうが向いています。
他のくじと比べると
1等の当たりにくさを並べてみます。
| くじ | 1等の確率 | 1口 | 買い目を選べるか |
|---|---|---|---|
| mini toto(5試合3択) | 1/243 | 100円 | 選べる |
| DUNK6(6試合4択) | 1/4,096 | 100円 | 選べない |
| DUNK10(10試合4択) | 1/1,048,576 | 300円 | 選べない |
| toto(13試合3択) | 1/1,594,323 | 100円 | 選べる |
| BIG(14試合3択) | 1/4,782,969 | 300円 | 選べない |
数字だけ見るとDUNK10はtotoよりも当たりやすく見えます。ただしこの比較には落とし穴があります。
totoの「1/1,594,323」は、何も考えずに適当に選んだ場合の数字です。totoは自分で買い目を決められるので、知識があればこの確率は上げられます。実際、当サイトの予想は13試合のうち平均で8〜9試合を当てています。
一方DUNK10の「1/1,048,576」は、誰が買っても変わりません。上げようがないので、これが最終的な数字です。BIGと同じ立ち位置ですね。
お金の話
売上のうち当せん金に回るのは50%です。これはtoto・BIG・WINNERと同じ水準です。
したがって1口あたりの期待値は、
- DUNK10:300円に対して150円
- DUNK6:100円に対して50円
長く買い続ければ、平均して半分になる設計だということです。これは欠陥ではなく、売上の残りがスポーツ振興に使われる仕組みだからです。増やすための道具ではないとだけ理解しておけば、付き合い方を間違えません。
なおDUNK10の1等配当金総額は「前回のキャリーオーバー+今回の売上の37.5%」で決まります。売上の50%が当せん金、そのうち1等の取り分が75%なので、合わせて37.5%という計算です。1等が出ない回が続くほど、次回の1等が膨らみます。
予想サイトとして、正直に言えること
当サイトはtotoとWINNERの予想を出しています。DUNKについては予想を出す予定がありません。出しようがないからです。
できるのは、買い方の整理くらいです。
当たる感触が欲しいならDUNK6
27口に1度は何かに当たります。100円なので試しやすい。
大きい金額を狙うならDUNK10、ただし宝くじだと割り切る
100万分の1は、努力で縮められない数字です。「詳しくなれば有利になる」と思って買うと期待を裏切られます。
予想で勝負したいならtotoかWINNER
自分の判断を反映させたいなら、買い目を選べるくじを選ぶべきです。DUNKにその余地はありません。
これから確かめたいこと
ひとつ、まだ分からないことがあります。「合計160点以上か未満か」が、実際にどれくらいの割合で分かれるのかです。
4つの選択肢は等分に起きるわけではありません。ホームのほうが勝ちやすいでしょうし、160点という線が実際の平均より上なのか下なのかで、4択の出やすさは大きく変わります。
もっとも、それが分かっても当たる確率は変わりません。買い目を選べないからです。ただ「どの数字が出やすいくじなのか」は、くじの性格を知るうえで面白いところです。結果が貯まったら集計して、あらためて記事にします。
まとめ
- DUNKは2026年9月15日に始まったB.LEAGUE対象のくじ
- 予想するくじではない。買い目はコンピュータがランダムに決める(BIGと同じ)
- 1試合につき勝敗×合計160点以上/未満の4択
- DUNK10(10試合・300円)、DUNK6-AとB(6試合・100円)の3種類
- 1等はDUNK10が1/1,048,576、DUNK6が1/4,096。何かに当たるのはDUNK10で51口に1度、DUNK6で27口に1度
- 払戻率は50%。期待値は買った金額の半分
バスケットボールを見る楽しみが増えるくじだと思います。ただ「予想して勝つ」タイプのくじではないので、そこだけ取り違えないようにしたいところです。
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